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ナイトクルージング今月のエンディング曲

TARO SOUL「 Soul Dreamer 」

2009.02.25 Release! KSCL-1347 \1,223(TAX IN)

ソウルフルな歌声を武器に、流行りのラップとは一線を画す!!!!!
No1. ソウル・ブラザー TARO SOULが生き様を吐き出す!

◆オフィシャルサイト 

  1. Soul Dreamer
  2. Shake and Bake
  3. Everytime (unplugged remix)
  4. Soul Dreamer(Instrumental)
◆TARO SOUL
現在世の中に数多く溢れるにわかラッパー。ラップも下手なのに歌まで歌っちゃう。しかも懲りずにラブ・ソングだったり応援歌だったり。もううんざり…

ジャパニーズ・ヒップホップシーンでは、そんな<歌うラッパー>は古くから格好の仮想敵と見なされ90年代には<J-RAP>とシニカルに表現された。今でこそ彼らを別物として捉える事で攻撃もなくなったが、それは同時に<歌う>事は許されざる手段として常識化した。そんな状況を改正し、成功する為にラッパー達は毎晩のように人のいない現場(クラブ)でもライブし、日々スキルを磨いていた。<歌う>事が許されない、ワルなほどカッコイイなど、そういう思い込みが多くのステレオタイプのラッパーを作り上げた。結果急激にシーンは停滞し始め、現場でもラッパーのイベントは激減していった。

しかしそんな中、俺はラップと歌の国境を縦横無尽に飛び越える男に出会った。

年功序列、体育会系と揶揄されたヒップホップシーンではいつも若者が出づらい状況だった。しかし逆に現場が冷え切った事が、多くの若者にチャンスを恵んだのだろう。その新芽が花を咲かせるのに時間は要らなかった。先人達へのリスペクトもあり、切磋琢磨した経験、自らで切り開く環境など、その光景は実に逞しく思えた。その中にこの男もいた。今までの常識を覆す<歌うラップ>、でも絶対的な現場感で周りからの支持も熱く、そして何よりもカッコイイ。当時の自分の印象は「これだけ歌うのに、凄くヒップホップ」、「普通に歌がうまい」、「全くワルそうじゃない」と、それはそれは大事件だった。まるで火星人にでも会ったかのような衝撃度。それがまさしくTARO SOULであった。

現場からソウルフルな歌声を持ちスキルフルなラップを聴かせる奴を自分はこのTARO SOUL以外知らない。凄く自然に歌い、凄く自然にラップする。本人も言っている通り、体内にはヒップホップという血が流れている。全く大袈裟ではない。幼少からマイケル・ジャクソンやボビー・ブラウンが流れる家庭で育ち、小学生の頃はローラースケートが流行るクラスで、一人ムーンウォークをやっていたという。そんな生まれながらにしてB-BOYな男がヒップホップにどっぷり浸かるのも自然の流れである。

湘南の海が見えるのんびりした環境で高校三年間を過ごす。ヘッドホンして、グラフィティーを描いて、ヒップホップどっぷりの生活。ここまではよくある話。大抵その後は「クラブで本格的に活動を始め...」というくだりがヒップホップらしいが、この男は間逆のキャリアを築く。受験勉強して私学最高峰と言われる早稲田大学政経学部へ進学する。そこで知り合った仲間と共にラップを始めるのだが、この男はさらに同大大学院にまで進学する。ちなみに大学院では労働哲学を専攻。しかしラッパーとしての活動が忙しくなって来たために志半ば中退。それはラップを生業にする事を決意する瞬間でもあった。

そんな異例の高学歴ラッパーは受験勉強するかの如く、一心不乱にラップに打ち込む。毎晩のように現場でライブし、多い時には月に20本!そんなハードな生活がラッパーとしての体を作り上げた。満を持してインディー・リリースしたアルバム「Soul Spits」で名は体を表すと言わんばかりにソウルフルな歌声を披露。このアルバムを機にフィーチャリングが増えていく。メジャーデビュー前に、加藤ミリヤ、YA-KYIM、May J.、マボロシ、DABOなど数多くのメジャーアーティスト作品に参加し、その名は既にシーンでは有名に。ちなみに2007年だけでフィーチャリングは19曲にも及ぶ!こんな男は本当にいない!まさにフィーチャリング・キングである!そんな誰にも真似できない普通じゃない人生。それが彼の本当の強みだろう。決してワルではない。ボンボンでも家庭環境が悪い訳でもない。ただただヒップホップが大好きでマイクを握った。

大学から就職、同級生は官僚や一流企業へ進む。しかし日本社会のエリートコースを蹴ってでも彼はヒップホップに就職した。ワーキングプアが蔓延する日本。日々下がる日経平均。しかしTARO SOULの株は天井知らず。こんな優良企業に投資してみては?やりたい事が見つからないと人生に迷う若者は特に、熱量200%の「Everytime」を聴いて欲しい。そこに人生のヒントがあるかもしれないから。「あの日に戻るリセットボタンはない」あと一歩踏み出せない人たちへきっと勇気を与える。

元気のない日本。太郎は太郎でもTARO SOULのメッセージが若者の未来を切り開く。

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